砂漠の緑地化が可能に!?サハラ砂漠でゴミを撒く日本人の奮闘!
砂漠って緑地化できると思いますか?
出来たらもうやってるでしょって声が聞こえてきそうですが、なんとサハラ砂漠の一部が緑地化に成功したんですって...
これってすごいですよね\(◎o◎)/!
それも、なんと日本人がその功労者だっていうじゃないですが、これはもう知らなきゃダメな情報じゃないでしょうか。
ぜひぜひ読んでみてくださいね♪
サハラ砂漠にゴミを撒く日本人って?!
砂漠って緑もとにかく砂の大地が広がっているイメージですが、その砂漠にゴミを撒く日本人が居るんです。
もちろんただの不法投棄じゃないですよ^_^;
この取り組みは砂漠の緑地化の取り組みで、なんとゴミを撒いて砂漠の一部の緑地化に成功したんです。
これを成し遂げたのは、京都大学準教授で2,000年からフィールドワークを続けているんです。
西アフリカにある最貧国ニジェールの首都ニアメから出る生活ごみを砂漠に撒き、その生活ごみがシロアリの餌になる。
ゴミに雨水が含まれることでシロアリの住処ができ、そこを通る事で地下まで水が浸透するという仕組みだそうです。
シロアリって言うと、木造住宅を食い荒らすやっかいもののイメージですが、そのシロアリと同じなのかしら?なんて疑問もわきますが、砂漠では活躍するんですね。
サハラ砂漠って?!
そもそも今回一部緑地化に成功したサハラ砂漠って何よって人も居ると思うので、ちょっぴり触れておきますね。
サハラ砂漠はアフリカ大陸の北側にあり、氷雪気候である南極を除くと世界一大きな砂漠なんですよ。
(南極も実は砂漠なんですね。雪と氷に覆われてるのでそんなイメージ全くなかったです。)
南北方向に1,700kmに渡って1,000万㎡を超す大きな砂漠なんです。
といっても全然イメージ湧かないですよね^_^;
アフリカ大陸の約1/3がサハラ砂漠なんです。
日本の面積と比べてみても、日本が37万8000㎡ですから25倍以上です。
ここが緑化でき農地として使えたら、アフリカ地方の食糧危機なんかにも光明が見えますよね。
なぜ砂漠の緑地化って難しいの?
これまでも多くの研究者が砂漠の緑地化って挑戦してきましたが、そもそもなぜ砂漠は緑地化が難しいのでしょうか。
通常砂は水を含まないので、雨が降ってもすぐに流れていってしまうんですよ。
そして、砂漠に起こる強風で大量の砂が飛ばされ堆積することで砂漠化が進むというのもあります。
せっかく雨が降っても雨水はざるに水を灌ぐかのように流れて行っちゃうし、強風で砂が運ばれることで砂漠化が進んじゃうって言うのが緑地化を難しくしていたんですね。
ゴミを撒くことで緑地がが出来たってどういうこと?
最初に少しお話しましたが、ごみが食料となってシロアリなどが巣を作り、その巣が水を地中まで運んでくれる役割も果たし、大きな問題だった水がすぐに流れちゃうという問題が解決。
そしてゴミを撒くことで強風でもゴミがある事で砂が撒きあがるのを抑えて砂漠化の更なる進行を抑えることが出来ました。
砂漠化を難しくする大きな要因をクリアすることで緑地化に近づくことが出来ました。
そして、生活ごみに含まれる種子が雨季を超えて自然に芽吹くというのが緑地化を成功させた要因なんです。
どんな植物が育つかは育ってからのお楽しみなんですって...
これも面白いですよね。
だって、やっぱりしっかり土を作って、種を蒔いてってしないと植物は育たないって思っちゃうけど、よく考えたら自然界では自ら種を飛ばして種を増やすって当たり前なんですもんね。
そして、育った草木の内、樹木はそのまま残されるので年々緑化が進んでいき、5年ぐらいで人の食用や家畜用の林が形成されるんですって...
まとめ
砂漠が緑地化できる。それも処理する必要のある都市の生活ごみが役に立つって本当にすごいですよね。
それも日本人がそれを作り上げてるって言う事に、より親近感がわくというか...
サハラ砂漠の緑地化がどのように進んでいくのか楽しみに見守りたいな~と思っちゃいました。