慢性炎症は万病のもと!そのメカニズムや予防におすすめのサプリは?
体内で起こる慢性炎症が生活習慣病の原因であることがわかってきました。
今、がんなど生活習慣病の病態として、慢性炎症が注目されています。
今回はそんな慢性炎症のメカニズムや予防策におすすめのサプリをご紹介します。
慢性炎症のメカニズムとは?!
慢性炎症とはまるで火がくすぶるように、非常に炎症が長く続く状態で、全身のあらゆる組織や臓器で起こります。
慢性炎症が血管に生じると、動脈硬化を起こし、心筋梗塞や脳卒中の原因となってしまいます。
肥満やメタボリックシンドロームでは、内蔵脂肪から炎症を起こす物質が産生されて、
その結果、慢性炎症が生じて脂肪肝などを引き起こします。
また、私たちの身体を病原体などから守っている、免疫細胞による防衛反応のメカニズムに異常があった場合に、炎症が慢性的に続いて、臓器の障害から、生活習慣病を引き起こすこともあるわけなんですね。
まさに、万病のもとと言える慢性炎症ですが、これは普通は弱い炎症であるために、自覚症状はほとんどありません。
よって、病院では血液検査で、数値がやや高い位で慢性炎症を疑いますが、慢性炎症は病気とは診断されないわけで、当然薬などは処方されないのが普通です。
そんなわけで、食生活の改善と抗炎症作用のあるサプリメントを摂ることをおすすめしたいです。
慢性炎症を抑えるサプリメントとは
抗炎症作用が確認されている機能性食品成分は、食品に由来する成分ということから、医薬品と比べて副作用も少ないために、安全性が高いという特長があるんですね。
例えば、魚介類やキノコに多いビタミンD、ウコンに含まなているポリフェノールの一種のクルクミンなどがありますし、青魚に多く含まれいて、中性脂肪値を下げる働きで知られるEPAやDHAにも、抗炎症作用があります。
慢性炎症対策として、是非、サプリメントを上手に活用しましょう。
・ウコン
薬用に用いるのは根茎で古くから生薬として珍重されているウコンは、ショウガ科の
多年草でカレー粉の主原料として重宝されている。
ウコンの最大の有効成分は、クルクミンで、これには肝臓の解毒作用、胆汁分泌促進作用などがあることが知らています。
また、抗菌作用や血中コレステロールを低減作用もあります。
最近では、ほとんどがサプリメントを服用されていますが、生の根茎の場合は、一般的にすりおろしたものを内服する人が多いとか。
食後に湯飲みにお湯を入れてすりおろしたウコンを1日10gを目安に飲むと良いそうです。
・DHA
DHAは、脳細胞の情報伝達を行うところの細胞に含まれているものです。このDHAが不足してしまうと、情報伝達がスムーズにいかなくなってしまって、学習能力や記憶能力に悪影響を与えます。
また、DHAは、身体の中でつくりだすことができない脂肪酸で、食べ物からしか摂取できません。
しかも、血液中の悪玉コレステロール値を下げたり、がんの抑制にも効果が期待できますので、サプリで摂りたいひとつですね。
・EPA
EPAは、DHAと同じ不飽和脂肪酸の仲間で、魚肉の油に含まれて、血液の流れを高める働きがあることから、血液が固まるの抑制し、血液中の悪玉コレステロール値や中性脂肪を下げる働きがあります。よって、動脈硬化、高血圧、血栓症などを予防する効果があると言われいます。
また、最近はアレルギー体質の人が増加の一途をたどっていますが、このEPAなどのオメガ3系の脂肪酸がこれらの症状に有効でもあるので、サプリを利用するならば、DHAと合わせてEPAもおすすめしたいですね。
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まとめ
慢性炎症は、意外と軽視されてしまう傾向にあるようですが、慢性炎症こそ、万病のもととなるわけですから、普段の生活の中で注視する必要があります。
特に、慢性炎症から命にもかかわる新血管疾患やがんにもなる危険性があります。